1FC(ワンエフ)

1FC川越水上公園(ワンエフ)

埼玉県川越市を中心に活動している2006年に設立された1FC川越水上公園(ワンエフ)。
チームデータ及び森川潤代表のインタビューをご覧ください。

チームデータ

⚽️基本情報

【住所】
埼玉県川越市大字池辺880川越水上公園内

【練習場所】
 川越水上公園内

【練習日時】
<U-13>
(火曜日、水曜日、木曜日)19時〜21時
※(土・日・祝)公式戦、練習試合等

<U-14>
(火曜日、木曜日、金曜日)19時〜21時
※(土・日・祝)公式戦、練習試合等

<U-15>
(火曜日、水曜日、金曜日)19時〜21時
※(土・日・祝)公式戦、練習試合等

【電話番号】049-241-2243

【チームホームページ】
https://sports-create.com/

【設立年度】2006年

⚽️費用

【入会金】19,350円
【年度更新費】7,200円
【月謝】14,300円
<その他費用>
年間費:JFA・SFA個人登録費、チーム登録費、傷害保険料等
個人購入品:ユニフォーム一式
合宿費:春季・夏季予定
※大会参加費や交通費、別途必要な場合あり

⚽️チームスタッフ

【代表&監督】森川 潤
(選手歴)
1.西武台高校
2.アメリカMG※ブラジル
3.コメシアウSP※ブラジル
4.ドラデンスMS※ブラジル
(指導歴)
1.1FC川越水上公園

【ヘッドコーチ】辰野 俊彰
 (選手歴)
1.所沢中央高校
2.埼玉SC
 (指導歴)
1.1FC川越水上公園

【ヘッドコーチ】坂本直志 
(選手歴)
1.西武台高校
2.流通経済大学 
(指導歴)
1.1FC川越水上公園 

【コーチ】粂川 幸司
(選手歴)
1.伊奈学園高校
2.順天堂大学
 (指導歴)
1.1FC川越水上公園

【コーチ】沖山 友晴
(選手歴)
1.岡谷高校
2.順天堂大学
(指導歴)
1.1FC川越水上公園

【コーチ】山口 勇太
(選手歴)
1.川越南高校
2.JAPANサッカーカレッジ
(指導歴)
1.1FC川越水上公園

【コーチ】榊原 豪 
(選手歴)
1.浜名高校
(指導歴)
1.1FC川越水上公園

【コーチ】木村 凌
(選手歴)
1.矢板中央高校
(指導歴)
1.1FC川越水上公園

⚽️大会実績

◎埼玉県ユース(U-13)サッカー選手権
・2018年度ベスト8
埼玉県リーグ【U13】参入

◎埼玉県クラブユース(U-14)
・2018年度 優勝

◎埼玉県リーグ(U15)
・2014年度 2部リーグ 優勝
※1部昇格
・2015年度 1部リーグ 4位
・2016年度 1部リーグ 4位
・2017年度 1部リーグ 4位
・2018年度 1部リーグ 7位
・2019年度 暫定首位

◎関東クラブユース(U-15)
・7回出場
2011年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年

◎高円宮杯(U-15)関東大会
・5回出場
2014年
2015年
2016年
2017年
2019年

⚽️進路

【県内】
西武台高校
昌平高校
正智深谷高校
埼玉栄高校
市立浦和高校
浦和東高校
伊奈学園高校
川越高校
川越南高校
狭山ヶ丘高校 

【県外】
青森山田高校
前橋育英高校
市立船橋高校
流経大柏高校

【ユース】
浦和レッズ
鹿島アントラーズ
ヴァンフォーレ甲府

失敗しない中学年代のクラブチーム選びとセレクションではここを見る

指導者インタビュー

西武台高校でプレーした後に、ブラジルでプロのサッカー選手を目指していた森川潤監督。
ブラジルの個人技で観客を魅了するサッカーに憧れていた現役時代から、今は『個の力は最終的にはチームに還元しないといけいない』という考えに変わったと言います。
これまでに数多くの名選手を輩出されていて、高校の進路指導にも定評のある1FC・森川潤監督のサッカー観・指導論をご覧ください。
小倉
小倉
本日はお忙しいところお時間を頂きましてありがとうございます!
チームのことや森川さんのことを色々とお聞かせ頂ければと思いますので、宜しくお願いします。
こちらこそ宜しくお願いします。
森川潤監督
森川潤監督

選手歴・指導歴

小倉
小倉
まずは森川さんの選手歴・指導歴をお伺いしてもよろしいでしょうか。
小学生の時は坂戸市にある少年団に入っていて、中学は部活でサッカーをやっていました。
その後、西武台高校に入学するんですけど、入学する前に短期留学で『中澤佑二』さんも行っていたアメリカというブラジルのU15のチームにいたこともあります。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
高校に入る前にもう海外に出られたんですね。
西武台高校では2年生からレギューラーだったと噂で聞いたことがありますけど、卒業後はどうされたんでしょうか?
すごい情報収集能力ですね(笑)
高校卒業後はまたブラジルに行って、『ジュニオール』というU20のチームなんですけど、アマチュア契約を結んで選手として2年間プレーしました。
その後帰国して、僕の先輩2人が営んでいたここ(1FC)にアルバイトスタッフとして入って、幼稚園~小学6年生までを指導していました。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
現役へのこだわりだったり、プロへの道というのは、きっぱり捨てられたのでしょうか?
いえいえ。
働いてある程度お金が貯まると、またブラジルに行ってという生活を送って、行ったり帰国したりを繰り返しながら、23歳までに計3年間ブラジルに行っていたんですけど、残念ながらサッカーではプロにはなれなくて…。
でも、いろいろと良い経験ができましたし、最後はフットサルですがブラジルで1シーズンプレーできたので行って良かったなと思っています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
フットサルでもブラジルでプロとしてプレーできるって、めちゃくちゃ凄いじゃないですか。
日本ではプロを目指そうとは思わなかったんですか?
日本では当時鹿島アントラーズの監督がブラジル人の『トニーニョセレーゾ』だったので、ブラジルの伝手で、練習生として1週間だけ参加させてもらったんですけど、全然うまくいかなかったですし、ブラジルで勝負したいという想いも強かったので、途中でリタイヤしてブラジルに戻ってしまったんですよね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
なるほど。
当時も今もですけど鹿島アントラーズって常勝軍団で、レベルも相当高いのかなと思うんですけど、カテゴリーを落として勝負しようとは思わなかったんですか?
当時の僕には日本国内っていう発想があまりなくて、フットサルに転向したときもFリーグの2チームからお誘いも頂いたんですけど、Fリーグ自体が立上げ当初ということもあってお金の件もね(笑)
でも、そもそも日本国内でやるっていう発想はなかったですね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
素人目線だともったいないって思ってしまうんですけど、そうなんですね。
指導者としては、さきほどこちらでアルバイトスタッフとしてスタートされたとのことでしたが、もうずっとこちらでやられているんですか?
そうですね。
1FCはスポーツクリエイトっていう会社が運営しているんですけど、僕がそこの社員になってからは10年くらいにはなりますね。
森川潤監督
森川潤監督

チームのコンセプト

小倉
小倉
チームのコンセプトをお伺いしてもよろしいでしょうか?
リーグの下部組織のようにトップチームがないので、チームを作るというよりは、個人をしっかり育ててあげようというのをいちばんのコンセプトにしています。
あとは、例えばドリブルが得意な子とか、点を取るのが得意な子とか、ボール奪取が得意な子とか、選手によっておぼろげながら色が出てきている年代だと思うんですけど、その色を見抜いて・尊重して、より光るように磨いてあげようという指導方針もあります。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
すばらしい。
個人を尊重されているんですね。
ただ、全体としても、『止める・蹴る』であったり、『ドリブル・バス・トラップの動作』『状況判断』の基礎技術の部分や『球際』などの戦う姿勢も大切にしています。
なので、うちは身体が小さくても、そこの基礎技術の部分や負けず嫌いな性格の子であればセレクションでも取るようにしています。
森川潤監督
森川潤監督

セレクションに関して

小倉
小倉
身体が小さくても取ってくれるって、最近は大きくて・強くて・速い子が好まれるなか、珍しいですね。
そうですね。
小さい子は最初は苦労しますけど、しっかりと基礎技術を磨いていくことで徐々に追いついて挽回して、大きい選手も上回ることができるので、『ボール遊び』がうまいかどうかというところを見ていますね。
ただ、いろいろな選手が必要なので、まったく速い子がいないのかというとそんなことはなくて、速いのも特徴ですし、このポジションは速い子がいいなとか、真ん中であれば速さや大きさがなくても、賢くプレーができるかどうかとか、両足が使えるかどうかとか、そういったポジションごとに必要な能力を持っている選手をセレクトしています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
なるほど。
ポジションごとの適性を見られてるんですね。
ちなみに、今、1FCはすごい人気ですよね?
そうですね。
おかげさまでセレクションを受けてくれる子は年々増えていて、昨年は200人以上も来てくれたんですよ。
僕は立ち上げからいるので、最初は15~20名しか受けてくれなかったんですけど、1FCから育って高校や大学、プロの舞台で活躍してくれている選手のおかげで、きっとセレクションを受ける子も増えているのかなと思います。
森川潤監督
森川潤監督

印象に残ってる選手

小倉
小倉
浦和レッズの萩原拓也選手も1FCさん出身ですよね。
そうです。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
どんな子供時代でした?
彼はサッカー小僧でした。
三兄弟で末っ子なんですけど、毎日ボールを触って蹴っていて、小学1年生の時から左足にボールがくっついてるような子でした。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
生粋のサッカー小僧ですね(笑)
あと、昨年まで昌平高校に在籍していた塩野碧斗選手もOBですよね。
詳しいですね(笑)
碧斗は小学校は千葉県野田市のエンデバーという少年団に通っていて、代表がうちのクラブの事を良くしてくれていて、その伝手でうち入団しました。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
野田市ってめちゃくちゃ遠くないですか?
はい。
平日の2時間の練習のために片道1時間30分かけて通ってましたね。
しかも、昌平高校って成績も良くないと入れないんですけど、練習も休むことなく勉強もして、且つ男気もあって優しい奴で、他の選手が困っていると率先して助ける存在でしたね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
子供たちのお手本になるような存在ですね。
はい、そうでした。
今はサッカーから離れて社会人として立派に仕事をしているんですけど、その時もちゃんと報告しにきてくれて、そういうのは指導者冥利につきますよね。
森川潤監督
森川潤監督

中学3年間で伸びる子

小倉
小倉
今までにいろいろな選手を輩出されていますけど、『こういう選手は伸びる』っていう共通項は何かありますか?
とにかく負けず嫌いですね。
とくに攻撃的なポジションの選手は、日々の練習の1対1のメニューでも負けると、もう1回やるぞって言って勝つまでやめないですね(笑)
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
想像できます(笑)
あとは、うちはフットサルコート4面とサッカーグラウンドを持っていて、練習後や土日は空いてることがあるんですけど、やっぱり自主練してますよね。
急に左足でシュートが打てるようになったなとか、キーパーでも急にパントキックのボール精度が上がったなとか、後から思い返すとそういう子たちってよく練習後に残って自主練してましたね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
そういった自主性が大切なんですね。
なにか自主性を持たせる秘訣みたいなものはあるのでしょうか?
どうでしょう。
秘訣と言えるかはわかりませんが、サッカーが楽しいからもっとうまくなりたいとか、サッカーが大好きだから負けたくないとか、自らがもっと練習したいって思えるように育てたいよねとコーチ陣とは話しています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
なるほど。
そのような方針だから自主性が育つんですね。
そうですかね。
高校のスカウトの方からも、みんなすごく楽しそうにやってるねって言ってもらえますし、そういう雰囲気のほうがみんな上手くなるんですよね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
楽しみながらサッカーがうまくなるなんて、最高ですね。
でも、もちろんきつい練習もありますよ。
ただ、仲間といいコミュニケーションを取りながらやっていれば、きつい練習の中にも必ず楽しみを見つけることができるので、『うまくなるために本気で楽しもう』って言う声がけはしています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
なるほど。
たしかに、楽(らく)をするのと、楽しむことは違いますもんね。
他には何か指導方針はありますか?
『挨拶・礼儀』の部分や『片付け』の部分は、年々大切にしなくちゃいけないなっていう想いが強くなっています。
僕らの練習場は公園ですし、ジュニアユースは試合の時も現地集合・現地解散で、バスや電車に乗る際に他人の目にふれますからね。
森川潤監督
森川潤監督

レギュラーとサブに関して

小倉
小倉
このテーマも気にされている子供や保護者が多いんですが、レギュラーとサブに関してはどのような方針でしょうか?
まず、クラブのルールとして、どんなにセレクションに多くの子供がきてくれたとしても、1学年フィールド30名+キーパー3名程度と決めています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
人数になにか根拠はあるのでしょうか?
ちょうど3チーム分になって、練習試合に行ったときに1人2~4本試合に出れる人数なんですよ。
ちゃんとプレー時間を確保することで全選手が試合経験を積んでほしいので、30+3名っていう人数にしています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
すばらしいですね。
公式戦でもそうですか?
はい。
1年生の公式戦は基本的に全員出しています。
公式戦という緊張感のある試合で経験を積むことやチーム内で選ばれた選手としてしっかりと責任を持ってプレーすることの大切さなど感じてほしいので。
ただ、もちろん、練習を休まずに一生懸命やっているというのが前提ですけどね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
緊張感のある中でプレーすることって大切なんですね?
はい。
公式戦のピッチに立って、緊張感のある中で自分が『何ができて、何ができないか』を把握することは大切だと思います。
練習や練習試合ではできるけど公式戦でうまく力が発揮できないことってよくあるんですよね。
だから公式戦に出場して、ちゃんと自己分析をして、もっと公式戦に出られるようになりたいとか、次出た時はもっと力を発揮したいとか、そういうやる気やモチベーションを持たせることが最終的な狙いです。
しかも、中学2年生になるとどのチームでも、辞めてしまう子や中弛みしてしまう子が出てくるんですけど、そういう子って、1年生のときに公式戦のピッチに立てずに、自分の課題も把握できないまま2年生になって、サッカーがつまらないってなってしまうんですよ。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
たしかに。
中学でも高校でも2年で辞めてしまう子が多いですもんね。
はい。
なので、うちは1年生の時は15名のチームを2つ作ってチーム①は第1節、チーム②は第2節っていうふうに起用しています。
それで、2節が終了した時点でチームをシャッフルして、また、チーム①は第3節と繰り返していきます。
もちろん、チーム内でのレギュラー争いをさせて競わせるようにはしてますけど、ハーフタイムで、一気に5名選手交代をしているので、1人あたり最低でも30分のプレー時間は確保できています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
1年生でもある程度レギュラー選手を固めているチームもある中、すばらしい指導方針ですね。
ありがとうございます。
でも、決して最初からAチームを組むことが悪いと言っている訳ではなくて、入団した全選手を伸ばしたいっていうのは1FCの一つの考えで、中学3年間、もしくは高校3年間で大きく伸びて、私達の想像をはるかに超える成長を遂げる選手がいるので、そのようにしています。
ただ2年生になると、さきほどの中弛みというのをなくすためにも、煽って競争をさせて自分の手でレギュラーを掴み取らせるようにしています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
なるほど。
まだまだ成長途中ですもんね。
ちなみに、今年の1年生は県リーグに所属されると噂で聞いたんですが、それでもさきほどのような方針で選手起用されますか?
そうですね。
先輩たちが頑張ってくれたおかげで、今年初めて県リーグに入ったんですが、スタッフみんなで話し合って全選手を出すことに決めました。
ただ、かなり厳しい戦いになることは覚悟してます(笑)
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
すばらしいですね。
レギュラーとサブ組の話とは変わってしまうんですけど、監督というのは学年で決まってますか?それとも3年間固定ですか?
1FCでは毎年全カテゴリーのスタッフ(ジュニア、女子含む)と話し合って担当学年を決定していますが、個人的には3年間固定が良いかな…って思う部分があります。
3年生のときしか見ないと、そのときの能力だけでしか判断できないじゃないですか。
この子がどういう努力をしてきて、どう変化したのかとか、この子はこういう局面ではいつも以上に歯を食いしばって頑張れるとか、長く付き合うと表面的な能力だけではなく内面的な部分の成長も見えると思うんですよ。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
たしかに。
人間性まで見えますね。
はい。
特に育成年代のサッカーでは目に見えない力が働くのかなって。
選手の能力だけではなくて、その選手がこれまでどんな努力をしてきたのかとか、チームにどういう影響を及ぼしてきたのかを見てるからこそ、ドラマチックな試合が生まれると思いますし、育成年代は決してプロではないので、この年代では人間性まで加味して采配してあげるほうが人間教育という観点からも良いのかなと思います。
森川潤監督
森川潤監督

チーム選びに関して

小倉
小倉
ジュニアユースのチーム数って埼玉県だけでも、90チームを超えていますけど、どのような観点で選べば良いと思いますか?
まず、練習会ってどのチームも表向きにやるので、『ようこそーーー!我がチームへー』みたいな雰囲気じゃないですか(笑)
なので、うちの選手も高校を選ぶときには、練習を見に行かせたり、高校によっては練習に参加させてくれるチームもあるので、練習に参加させたりしているんですけど、ジュニアユースのチームを選ぶときも同じように可能であれば、練習会ではなくて練習を見に行ったほうが良いと思います。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
たしかに。
練習では取り繕うことはできないですもんね。
はい。
練習を見に行けば、チームの本当の雰囲気が見えると思います。
厳しい環境のほうが良いっていう選手もいますし、楽しい環境がいいっていう選手もいるので、どういった雰囲気や環境で練習をやっているか、正解っていうのはないですけど、やっぱり実際に自分の目で見るのが大切だと思います。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
なるほど。
あとは、練習ってチームの色とかこだわりが一番わかると思うんですよ。
ドリブルに重点を置いてるんだなとか、パスでつなぐ練習が多いなとか、そういったのもわかるのでお勧めですよ!
森川潤監督
森川潤監督

ジュニアユース年代の移籍に関して

小倉
小倉
難しい質問になってしまうんですけど、ジュニアユース年代の移籍って、昔と比べると多少は活発になってきてると思うんですけどどう思われますか?
たしかに多少は活発になってきましたけど、日本だとまだ『非』ですよね…。
ブラジルにいたときに自分も、レンタル移籍をして一つの大会に参加するためにチームを出た事もありましたけど、『自分で決めたことを最後までやり遂げる』っていう日本の昔ながらの美学も大切だなと思います。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
おっしゃる通りですね。
逃げ癖のようなものがついちゃいますもんね。
本当に難しいところですよね。
『こっちはダメだからあっち』とか、『ここはつまらないからあっち』とかではなくて、入る前に練習会に参加したり、こういった小倉さんがやられているサイトも利用しながら自分に本当に合うチームを見極めることが重要じゃないですかね。
もちろん、海外のチームからオファーが来たとかだと話は変わってきますけど(笑)
森川潤監督
森川潤監督

高校の進路指導

小倉
小倉
高校の進路指導に関してお伺いしてもよろしいですか?
中2の2月に進路説明会を保護者と選手を全員呼んで開催して、そこから年間を通して計4回面談を実施しています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
面談は三者面談ですか?
選手との二者でも保護者を含めた三者でも四者でも希望に合わせてます。
面談の時は専用の面談シートがあって、そこにいくつか進路面談を進めていくにあたって必要な情報を記入してもらって、それに則って面談は実施してしいます。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
なるほど。
面談シートに則って面談を繰り返しながら、高校が絞られていくんですね。
はい。
もう何年も指導者をやっていて、高校とも練習試合をやらせてもらっているので、あそこの高校にはこのくらいのレベルの子が多いなとか、高校のレベル感もわかるじゃないですか!?
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
たしかに。
元々出身高校も埼玉ですしね。
そうです。
決して憧れの強豪チームに行かせることが僕たちの進路サポートではなくて、自分で良く調べて、練習などに参加して、進路をしっかりと自分自身で考えさせることを大切にしています。
進路が決まることが進路サポートの最終目的ではないので、その決まった進路先のチームでしっかりと3年間サッカーを続けられるように準備すること、もちろん試合に出場できるように選手としての質を上げることなど、選手と正面から向き合って、ひとりひとりに合わせて、進学後のことも含めてアドバイスをしています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
そういった面談を4回もやられているんですもんね。
めちゃくちゃ手厚いですね。
他のチームさんのことはわからないので、なんとも言えませんけど、ただ1FCの保護者の方々からは、『熱心に進路指導してくれる』って言ってもらえることは多いですね。
ただ、ジュニアユースつてゴールではなくて、高校・大学・プロに繋ぐ役割を担っていると思うので、大事なお子さんを30人も預からせて頂いているので、最低限これくらいはやらないといけないのかなって思っています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
すばらしいですね。
1FC(ワンエフ)くらいになると、いろいろな高校から誘いもあるんじゃないですか?
そうですね。
おかげさまで、今ではJリーグの下部組織や、多くの高校が気にかけてくれて、練習参加のお誘いをして頂けているので、本当にありがたい限りですよね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
やはり西武台高校には太いパイプがあるんですか(笑)?
パイプはありませんよ(笑)
もちろん、守屋監督にはお世話になったので、恩返ししたいなっていう想いもありますけど(笑)、そこはあくまでもその子に合った高校を紹介してあげたいなと思っているので、私情を挟まないようにはしています。
もちろんその子に合う高校が西武台で、希望してくれたら嬉しいですけどね(笑)
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
現実としてどうなんでしょう?
毎年西武台に進む子はいるんでしょうか?
そうですね。
ここ数年は、2~3名程度行っていて、今年の夏のインターハイに西武台が出場したんですけど、1FC出身選手が4名メンバー登録されていて、試合にも出てました。
森川潤監督
森川潤監督

好きなサッカー選手

小倉
小倉
好きなサッカー選手っていますか?
ブラジルサッカーが好きだったんで、アトランタ五輪のマイアミの奇跡で日本がブラジルに勝ちましたけど、あのときのブラジルの選手たちは好きでしたね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
はい、はい。
僕も見てました。
主に誰がいましたっけ?
ロナウド、リバウドなど後のスーパースターやジュニーニョ・パウリスタとか、レアルでプレーしていたサビオや、当時はインテルのロベルトカルロスですね。
みんなめちゃくちゃみんなうまくて衝撃を受けて、こういうサッカーをやりたいなとか、こんな選手になりたいなって小学生ながらに思いました。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
こう見ると凄いメンバーですね。
よくこれで日本は勝てましたよね。
留学に行くくらいなので、本当にブラジルのサッカーがお好きなんですね。
そうですね。
もちろん、スペインのパスサッカーも芸術的で好きなんですけど、ブラジルのようにチーム・チームしすぎずに、細かなパスワークとテクニカルなドリブルの攻撃的なサッカーが好きですね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
それが個性を伸ばすっていうところに繋がるんですね?
そうなんですかね。
自分もちょっとワガママなところがあって、チームの色に染まるというよりは、自分の色を持ちつつチームにいたいっていうタイプだったんで、高校時代はよく先輩から『西武台』ぽくないって言われてました(笑)
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
ある種オンリーワン的な意味合いもあって、褒め言葉ですよね。
どうなんでしょうかね(笑)
けど、指導者になって感じるのは、最終的にはチームに個の力を還元しないといけないんですけど、当時の僕は分かっていなくて(笑)
その反省を活かして選手には、個人を出しつつも逸脱しすぎてチーム力が下がるようではダメで、最終的には『チーム力が向上するように個人の力を発揮するように』と伝えています。
森川潤監督
森川潤監督

好きな指導者・尊敬する指導

小倉
小倉
好きな指導者・尊敬する指導者はいますか?
浦和レッズの『池田伸康』さんは、すごい素敵な指導者だなと思います。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
どういった点ですか?
こんなこと言うと怒られるかもしれませんけど、Jリーグアカデミーのコーチなんですけど、Jぽくないんですよ(笑)
Jのコーチってクールなイメージがあるじゃないですか!?
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
たしかに。
でも、信康さんはすごい情熱的で、うちから浦和レッズのユースに入団した『小川紘生』っていう選手がいたんですけど、彼が中学3年時にレッズのジュニアユースと対戦したときに3人くらいかわしてとんでもないミドルシュートを決めたんですよ。
そのときに対戦チームのコーチなのに、『スーパーー!!』って絶叫して小川のことを褒めてくれたんですよね。
それがきっかけで小川は卒業後にレッズユースに行くんですけど、その信康さんの姿は僕もすごく良いなと思いました。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
そういう明るさって良いですね。
僕も個人的にすごい好きです。
良いですよね。
自分もブラジルにいたときに、コーチ陣がとても情熱的で楽しかった経験があって。
例えば、フィジカルトレーニングの時のコーチの声がけが上手で、きついんだけどステップができたり、最後まで走りきれたりしていたので、そういう明るいところを持っていると苦しい練習が楽しくなって良いなと思うんですよね。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
たしかに。
とくに中高生の指導には、明るさや熱さは大切なのかなと思います。
もとより僕にはクールでJアカデミーみたいなカッコ良い指導はできないだけなんですけどね(笑)
なので、今後も知識を付けて指導に活かしていくというのはもちろんそうなんですけど、『サッカーが好きだ』っていう熱い気持ちも併せて子供たちには伝えていきたいなと思います。
森川潤監督
森川潤監督

今後の目標や夢

小倉
小倉
最後に今後の目標や夢をお伺いしてもよろしいでしょうか?
うちはメニーナっていう女子のチームもあって、女子は全国大会に進んだんですよ。
なので、ジュニアもジュニアユースも関東大会には出場しているので、関東の壁を破ってメニーナに続いて全国に行きたいなと思います。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
3チーム共に全国に出場したら偉業ですよね。
ぜひ目指して頑張っていただければと思います。
ありがとうございます。
あとは、長期的な目標になるんですけど、川越にトップチームがあってもいいんじゃないかっていう話をしていて、大宮にはアルディージャがあって、浦和にはレッズがあるので、川越にもJ参入を目指せるようなチームを作りたいなと関係者と話しています。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
川越も大きな街ですし、ポテンシャルはありそうですね。
そうですね。
企業も多いですしサッカー人口も多いので、エリア的には面白いのかなって思うんですよね。
ただ、まだハードの部分が追い付いていないので、5~10年かけて川越市が誇れるチームを作るスタートのきっかけになりたいなと思います。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
そうなると、川越にサッカー文化が根付きますね。
はい。
川越で育った子が故郷に戻ってきて、トップチームでプレーしたり指導者として古巣に戻ってきたりと、サッカーを通して故郷と繋がりを持てる環境を創るのが中長期的な夢です。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
素敵な夢ですね。
ぜひ、その夢を実現して頂いて、川越がサッカー都市になることを僕も夢見ています。
ありがとうございます。
森川潤監督
森川潤監督
小倉
小倉
いえいえ。
もうこんな時間ですね。
本日はお忙しいところありがとうございました。
こちらこそお越し頂きましてありがとうございました。
森川潤監督
森川潤監督

失敗しない中学年代のクラブチーム選びとセレクションではここを見る

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