神奈川県横浜市を中心に活動している1997年に設立されたFC緑。
チームデータ及び指導者インタビューをご覧ください。

目次

• 1 チームデータ
• 2 指導者インタビュー
  • 2.1 選手歴・指導歴
  • 2.2 指導方針
  • 2.3 進学に関して
  • 2.4 小学生のときまでに身に付けておいたほうがいいこと
  • 2.5 中学生のうちに身に付けたほうがいいこと
  • 2.6 ジュニアユースのチームの選び
  • 2.7 クラブチームと勉強との両立に関して
  • 2.8 成長する子・伸びる子の特徴
  • 2.9 グラウンド状況
  • 2.10 今後の目標

チームデータ

⚽️基本情報

【住所】
神奈川県横浜市緑区鴨居4-76-2-103
【練習場所】
川和高校Ｇ
東鴨居中学校体育館
東本郷小学校体育館
鴨居河川敷Ｇ
長坂谷公園多目的公園
【練習日時】
＜U15＞
(火・水・木)19時～21時
(土・日・祝)練習試合、大会等
＜U14＞
(火・水・木)19時～21時
(土・日・祝)練習試合、大会等
＜U13＞
(火・水・木)19時～21時
(土・日・祝)練習試合、大会等
【電話番号】090-8961-6820
【チームホームページ】
https://www.footballnavi.jp/fc_midori/
【設立年度】1997年

⚽️費用

【入会金】10,000円
【年間費】13,000円
【ユニフォーム代】50,000円
【月謝】13,000円
【合宿費】30,000〜45,000円程度
【初年度総額】250,000円
【2年目総額】186,000円

⚽️チームスタッフ

【監督】宮下 直礼
(選手歴)
1.横浜隼人高等学校
2.FC緑
(指導歴)
1.FC緑少年少女
2.FC緑 + 新栄高校

⚽️大会実績

横浜市長旗杯準優勝
高円宮杯県予選ベスト8～2回
クラブユース県予選
※あと1つで関東出場3回

⚽️進路

＜県内＞
日大藤沢
麻布台淵野辺
湘南工科
向上
横浜隼人
武相
横浜商科大
日大
光明相模原
横浜創英
星槎
法政二校
横浜創学館
横浜清風
厚木北
弥栄
城山
川和
市が尾
翠嵐
元石川
荏田
新栄
田奈
白山
霧が丘
旭
港北
新羽
百合ヶ丘
横浜東、他

【クラブ】
川崎フロンターレ
YSCC
フットワーク
綾瀬FC
かながわクラブ

【県外】
静岡学園
四日市中央工業
帝京長岡
尚志
高川学園
国見
聖和学園
流経大学柏
明徳義塾
遊学館
啓新
第一学院
国士館
駒沢
日体荏原

指導者インタビュー

学習塾とも提携され、中間・期末テストの最終日の1週間前から試験休みがあるので、文武両道を目指されるお子様にはオススメです。
また、ジュニアユースのチームを選ぶ際は、試合経験を多く積めたり、チームのエースとして活躍できたりするチームを選択するのも1つの案だと仰います。
そんな宮下監督のサッカー観・指導論をご覧ください。

小倉

本日はお忙しいところお時間を頂きましてありがとうございます！
チームのことや宮下さんのことを色々とお聞かせ頂ければと思いますので、宜しくお願いします。

こちらこそ宜しくお願いします！

宮下直礼監督

選手歴・指導歴

小倉

まずは宮下さんの選手歴からお伺いしてもよろしいでしょうか？

あんまりないんですよ。
これといったサッカー歴は。
ただ、サッカーを本格的に始めたのは小学5年生からですね。

宮下直礼監督

小倉

少年団に入られたんですか？

小学校の特別クラブになるんですけど、朝練もありましたし、大会にも出場していました。

宮下直礼監督

小倉

中学・高校の部活に近いんですかね？

そうですね、それに近いかな。

宮下直礼監督

小倉

中学ではサッカー部に入られたんですか？

そうですね、はい。
高校でもサッカー部に入ったんですが、途中で幽霊部員になってしまいましたけどね。

宮下直礼監督

小倉

何かあったんですか？

僕の代のときに、学校の方針が変わって、スポーツクラスが作られたので、サッカー部に普通科が僕ともう1人の２人だけしかいなかったんですよ。
当然ですが、スポーツクラスと普通科では授業のカリキュラムが違って、僕らが部活に行くころには練習はほとんど終わっていたので、高校選びにちょっと失敗しちゃいましたね。

宮下直礼監督

小倉

ちょうど学校として、力を入れていこうという時期と重なってしまったんですね。

そうなんですよ。
あまり強くはなかったので行こうと思ったら、予想外でした。

宮下直礼監督

小倉

そこで、サッカーから離れずによくサッカー界に留まられましたね。

ただ、一時期はサッカーをまったく見ないくらい気持ちが離れちゃった時期はありましたけどね。

宮下直礼監督

小倉

そうなってしまいますよね。
競技としてのサッカー歴は高校までですか？

FC緑には社会人チームがあるので、高校を卒業してから社会人として働きながらですが、このFC緑でサッカーを続けました。

宮下直礼監督

小倉

高校を卒業した後も、社会人でサッカーを続けるということは、サッカーが本当にお好きだったんですね。

どうですかね。
誘われたからっていう感じでしたけどね(笑)

宮下直礼監督

小倉

そうだったんですね(笑)
プレーはいつまで続けられたんですか？

指導が忙しくなってしまったので、26・7歳くらいまでです。

宮下直礼監督

小倉

社会人として働きながらプレーをして、更に指導もされていたんですね。

プレーと言っても、草サッカーですけどね。

宮下直礼監督

小倉

指導者としては、最初はどのカテゴリーを担当されたんですか？

当時は小学生のチームしかなったので、最初は小学6年生ですね。

宮下直礼監督

小倉

ジュニアユースが立ち上がったのは、いつ頃になりますか？

1997年ですかね。

宮下直礼監督

小倉

そこからはジュニアユースに携わられているんですか？

そうですね、はい。
経緯を詳しく説明させていただくと、今はFC緑という名前なんですけど、その前のチームは少年・少女というのが付いていて、今とオーナーが違ったんですよ。
当時、少年部門が潰れることになってしまって、僕がジュニアユースだけを貰って、それから後にまたジュニアを作り直して今があるといった感じです。

宮下直礼監督

指導方針

小倉

続いて、指導方針をお伺いしてもよろしいでしょうか？

高校生になったときに、最低限高校の練習に付いていけるようにすることと、成長する伸び代を残すことです。
あとは、途中でサッカーを辞めずに最後までやり通すような人間性の部分も大切にしています。

宮下直礼監督

小倉

人間教育を含めて、育成に力を入れられているということですね。
ホームページを拝見させていただいたときに、テクニカルな部分も大切にされているのかなと思ったんですが、その辺りはいかがでしょうか？

昔はもっと大切にしていたんですけど、ここ最近は薄れちゃっているところがあるので、その方針はもう変えようかと思っているんですけどね。

宮下直礼監督

小倉

えっ？指導方針をですか？

それは冗談ですけど(笑)
ただ、それくらい最近はボールに触ることができなくて、残念だなっていう想いはありますね。

宮下直礼監督

小倉

今は１学年何人くらいいらっしゃるんですか？

うちは少ないですよ。
2年生、３年生が11人くらいで、１年生がほんといない状況です。

宮下直礼監督

小倉

それだと、まずは募集に力を入れたいところですよね。

はい。
どうしても高校に送り出すところに力入れていたので、小学生に対してスカウト活動をしている訳ではないですし、あとはやっぱり結果が出ないと、なかなか来てもらえないので、ちょっと今は苦しいですね。

宮下直礼監督

小倉

でも、人数の多いチームさんだと、公式戦の出場経験を積めないケースもあるので、そういった観点で考えると悪いことばかりではないですね。

そういった観点でしたら、もう嫌っていうくらい試合には出てるんじゃないですかね(笑)

宮下直礼監督

小倉

飛び級することもありますよね？

そうですね。
試合機会は多いですし、1人1人目を掛けられるので、人数が少なくても強化・育成にはなっているとは思います。

宮下直礼監督

進学に関して

小倉

先ほど高校に送り出すところに、力を入れられているということでしたが、進学に関しては、サッカー推薦で進学する子と、受験で進学する子の割合はいかがでしょうか？

最近は何人かがサッカー推薦で進学して、後はもう自分で受験しています。

宮下直礼監督

小倉

他県の高校に進学することもありますか？

神奈川県だと選手権に出場できるような強豪校に行くと、どうしても埋もれてしまうので、選手権の出場を目指している子は他県に行くこともあります。

宮下直礼監督

小倉

他県ですと、どこの高校に進学されることが多いですか？

結構バラバラですね。
選手があそこに行きたいと言えば、練習会まではこぎつけて、その高校を見せてあげるところまではしています。
その中でも定期的に進学しているのは、帝京長岡、尚志、四中工あたりですかね。

宮下直礼監督

小倉

全国でも選りすぐりの強豪校じゃないですか！

そうですね。
話をいただいて、ご縁で進学させていただいている感じですね。

宮下直礼監督

小学生のときまでに身に付けておいたほうがいいこと

小倉

小学生のチームもお持ちですのでお伺いしたいんですが、小学生のときまでに身に付けておいたほうがいいことは何かありますか？

特別に難しい戦術なんかは覚える必要はなくて、基礎技術・基礎体力・基礎戦術のような基本的なところをまずはしっかりと身に付ければ良いと思います。

宮下直礼監督

小倉

徹底的に基礎を身に付けることが大切なんですね。

ただ、他のチームさんのことはあまり言えませんが、最近はなんかうまく試合をやっちゃっているだけなのかなっていうのをすごく感じるんですよね。

宮下直礼監督

小倉

勝利にフォーカスしすぎているんでしょうか？

そうですね。
でも、子供たち1人1人を見ると、負けず嫌いな子がちょっと減っている感じもするんですよ。
先制点を与えちゃうと、ズルズルいっちゃったり。

宮下直礼監督

小倉

難しい問題ですね。
指導者が勝ちたいと思い過ぎてはダメだし、子供たちが勝ちたいという想いが弱くてもダメなんですね。

中学生のうちに身に付けたほうがいいこと

小倉

続いて中学生のうちに身に付けたほうが良いことって何かありますか？

先ほどお伝えした「技術」「戦術」「体力」の3つを高めることと、あとはやっぱり自分の武器を作ってほしいですね。
最近はストロングポイントがないというか、目立たない子が増えている印象があるので、そこを身に付けてほしいです。

宮下直礼監督

小倉

他の指導者の方々もトレセンに選ばれているような子でも、金太郎飴ではないですけど、みんな同じように見えてしまうって仰いますよね。
昔はもうちょっと癖のある選手っていたような気もするんですが、どうしてそうなっちゃったんですかね？

やっぱり4種(小学生)のところで、勝てばOKではないですけど、勝てば良い指導・良いチームだとみなされる風潮があるからじゃないですかね。
そうすると、どうしても子供たちを１戦力というか１駒として見ちゃうので、個の部分が育たないんだと思います。

宮下直礼監督

ジュニアユースのチームの選び

小倉

先ほどの勝てばいい指導・良いチームとみなされる風潮が3種でもあると思うんですけど、ジュニアユースのチームを選ぶ際に、強い・弱いという観点だけではなくて、他の違った観点でチームを選ぶとしたら、どういった観点でチームを選ぶといいと思いますか？

3種(中学生)のその先に何を目指すかですよね。
どういう選手になりたいのか、それだからこのチームに行くよとか、うまくジュニアユースのチームを利用するじゃないですけど、そういった観点を基本ベースにしたほうが良いと思います。

宮下直礼監督

小倉

あくまでもジュニアユースは通過点でしかないですもんね。

その通過点というところでいくと、良い選手がBチームにいるのは本当にもったいないですよね。
たしかに練習をレベルの高い子同士でやるから良いというのはあるんでしょうけど、もっと試合経験を積んだり、チームのエースとしてプレーしたりすれば、更に伸びて、高校のスカウトからも見てもらえやすくなると思うんですよ。
それなので、その辺をもうちょっと考えたほうが良いと思います。

宮下直礼監督

クラブチームと勉強との両立に関して

小倉

クラブチームと勉強の両立に関して気にされるご父兄も多いですが、FC緑さんとして何か取り組まれていることはありますか？

うちは塾と提携しています。

宮下直礼監督

小倉

提携しているということは、サッカーの休みの日に通うことができるということでしょうか？

練習前に自習をしたり、その逆だったり、あとは、塾から進捗状況がメールで来るようになっています。

宮下直礼監督

小倉

サッカーの練習日と塾の日が重なってしまって、なかなか塾に通えないっていう話もよく聞くので良いですね。
テスト前に関してはいかがでしょうか？

テスト休みはどこのチームもたぶんあると思うんですけど、うちは試験の最終日から１週間は休みです。
ただ、公式戦が入っちゃうと、土・日に出たりとかはありますけどね。

宮下直礼監督

小倉

たしかに、公式戦が入ってしまうとそうですよね。

でも本当は日常の学習ですよね。
30分でもいいので、日々机に向かうことが大切だと思います。

宮下直礼監督

成長する子・伸びる子の特徴

小倉

今まで指導されてきて、伸びる子・成長する子に何か共通点はありますか？

生活がもうサッカー中心の選手ですよね。
すべてがサッカーを中心にしていて、本当にサッカーが好きなんだなって感じる子は伸びると思います。

宮下直礼監督

小倉

良い意味でサッカーバカの子ってことですね。

そうですね。
ただ、今の子はグランド以外でサッカーの匂いがしないんですけどね。

宮下直礼監督

小倉

スマホやゲームが普及しているっていうのもあるのかもしれないですね。

グラウンド状況

小倉

現在、グラウンドは学校を使われているんですよね？

週3日学校のグラウンドを借りられるのと、小学校・中学校の体育館も週3日間借りられるのと、あとは河川敷のグラウドを今だったら19時くらいまで借りられるので、グラウンド面はかなり充実していると思いますね。

宮下直礼監督

小倉

横浜や川崎のチームさんはグラウンド面で苦労されているところが多いなかすばらしい環境ですね。

うちは平日は余るくらい豊富ですね。
週末も河川敷のグラウンドは練習でも使えますし、試合も狭いですけどやることもできるので、そういった意味だと交通費もかからないですからね。

宮下直礼監督

今後の目標

小倉

最後に今後の目標をお伺いしてもいいでしょうか？

多くなくても良いんですけど、各学年で単独でも活動できるくらいの安定した人数が揃うようにしたいです。
今は3つのカテゴリーでやっているんですけど、U15の試合があったときはU14の子たちを上にあげないといけないので、そうするとU14のリーグ戦がストップしちゃいますし、U13は他のチームと合同で出ているので、それなので、安定して１チーム単位で動けるようになりたいです。

宮下直礼監督

小倉

U13は合同チームで動かれているんですね。
合同チームだと他のチームの子供たちとも仲良くなれるので、それはそれで良いですね。

そうですね。
この前も練習試合をやったんですけど、やっぱり楽しそうでしたよ。
それを見て、現代はコミュニケーションの問題がいろいろあるから、良いのかもしれないなとは思いましたけど、でも、1チーム単位で動けるようにはしたいです。

宮下直礼監督